要注意!身近にある食材の危険性を知っておこう
学校給食などでは常識的に献立の一部となっている牛乳ですが、牛乳の摂取過多にも問題がないわけではありません。
そもそも牛乳は、母牛が仔牛に栄養を与えるために出しているもので、卵同様、牛乳のたんぱく質(カゼイン蛋白)は人間のからだにはそぐわないたんぱく質です。
ですから、人間のからだに入って都合良く栄養効果を生むものではないのです。
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牛乳のたんぱく質は植物性たんぱくに比べると粒子が細かく、腸壁から血中に入りやすいという特性があるので、体内では人間のたんぱくとは異種のものが入ってきたということで、アレルギー反応を起こりやすくなります。
卵と牛乳がアレルギーを引き起こすメカニズムはまったく同じもので、幼児の時から過度に牛乳を飲まされた子供はアレルギー体質になる危険性が高くなるのです。
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世界の冠たる長寿国(健康長寿)の人たちは、牛乳は異質のもの(ケフィールあるいはマツオーニといった牛乳を発酵させたもの)に変えてから飲み、生で飲む習慣はありません。
しかも、欧米人に比べて牛乳を消化するラクターゼという酵素の活性度が低い日本人は、それだけ牛乳というものが自分たちのからだにとってアレルゲン(抗原)となる可能性が高いことを知っておかなければならないのです。
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牛乳のカルシウムは母乳の約4倍あり、体内に吸収されやすいカルシウム分は豊富に含まれています。
但し、牛乳にはカルシウム分だけが多く、他のミネラル(特に亜鉛)が少ないことに問題があります。
人間の骨はカルシウムだけでなく、マグネシウム・マンガン・ニッケル・亜鉛など、さまざまなミネラルの調和によって初めて緻密なものになるからです。
もともと牛乳のカルシウムは牛の骨を形成するためのものですが、牛の骨と人間の骨の構成はまったく異なります。
人間の骨は、生まれてすぐ立って歩かなければならない牛の骨のように太くはない代わりに、緻密で頑丈に作られなければならないものです。
つまり、120年も生きられるようにできている人間と、寿命が約20年ほどの牛が、同じスピードで骨を成長させてはいけないのです。
骨をとりまいているコラーゲンというたんぱく質の構成が悪ければ片手落ちということになり、牛乳のカルシウムだけを過剰に摂取して急速に育った人間の骨は、骨折しやすく、骨折してもきれいに折れず複雑骨折してしまう、軽石のような多孔性(穴がボツボツできていること)になってし� �います。
牛乳が苦手な方も少なくありませんが、それはその人のからだが、牛乳が自分のからだに合わないというアレルゲン(抗原)への正常な拒絶反応です。牛乳はけっして「飲まなくてはいけないもの」ではないのです。
特に子供は大人よりもアレルギー反応に敏感です。牛乳嫌いのお子様に無理に飲ませることや、逆に牛乳を水代わりに飲ませてしまうことは極力避けたいものです。
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